PubMed論文掲載報告【筆頭著者石川 剛:Selective Venous Ammonia Sampling–Guided Embolization of a Large Intrahepatic Portovenous Shunt for Refractory Hepatic Encephalopathy in Hereditary Hemorrhagic Telangiectasia (Ishikawa T, et al. J Vasc Interv Radiol. 2026 Aug 21;37(11):109044. doi: 10.1016/j.jvir.2026.109044. Online ahead of print.) 】

強引に和訳すると…「選択的静脈血アンモニア測定が塞栓部位の決定に有用であった、遺伝性出血性毛細血管拡張症に伴う難治性肝性脳症の一例」。

もっと一般受けする日本語タイトルに変換すると…「肝内門脈―肝静脈シャント塞栓術により難治性肝性脳症を制御し得たオスラー病の一例」でしょうか。

某学会で某先生が「診断に至りましたが、治療に難渋しています。半年以上、退院できない状態が続いています。」と発表されていたのをたまたま耳にして、質疑応答タイムに移るや否や立ち上がり、「うちに紹介していただけませんか? うちで治療させてもらえませんか?」と図々しく手を挙げたのが約1年前。

ほぼ寝たきり状態だった患者様が、我々の治療後、自らの足で歩いて自宅へ退院される姿を目にして……この上なく幸せで、医者冥利に尽きる瞬間でした。

『必要以上に血液を採り、必要以上にX線を当てたからには、かたちにする(論文化する)ことが患者さんへの最大の「恩返し」であり、それがClinician Scientistの「義務・使命」である。』

恩師=故・坂井田功名誉教授の教えを胸に、謹んでCASE REPORTさせていただきました。

“Accept”の6文字は、何度見ても何物にも代えがたい喜びをもたらしてくれます。

一方で、「自分が書きます!」と手を挙げる若者が居なかったことは、少し寂しい現実でもあります(←五十路Drの切実な愚痴)。

(石川 剛)

↓↓↓ 詳しくは以下リンク先をご参照ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42628789/
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1051044326010559?via%3Dihub

PubMed論文掲載報告 ~J Vasc Interv Radiol.:筆頭著者 石川 剛~