PubMed論文掲載報告【Am J Gastroenterol. (IF12.045):五嶋敦史他、Crystal-Storing Histiocytosis of the Stomach】

 検診で胃体部に複数の褪色調顆粒状領域を指摘された。背景粘膜に萎縮を認めず、H.pylori抗体は陰性だった。NBI併用拡大内視鏡検査では、腺開口部を取り巻くようにして窩間部に沈着する白色構造を認めた。生検組織診断は、粘膜固有層に細胞質内結晶物を有する組織球の集簇を認め、crystal-storing histiocytosis(CSH)と診断した。本所見は、併存疾患として高頻度にリンパ増殖性疾患を認めることがあるため、全身精査を行ったが、リンパ腫、多発性骨髄腫、アミロイドーシスなどは診断されなかった。

 胃のCSHは大変希な疾患であり、 The American Journal of Gastroenterology誌に掲載されました。

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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37207302/

(五嶋敦史)

PubMed論文掲載報告 ~Am J Gastroenterol. (IF12.045):筆頭著者 五嶋敦史~