論文掲載報告【筆頭著者 津山高典:日本消化器内視鏡学会雑誌 2023 年 65 巻 11 号 p. 2290-2296】

この度、膵頭十二指腸切除術後に魚骨の胆管内への迷入を生じ、肝膿瘍を合併した症例に対して、バルーン内視鏡下に魚骨を除去し得た一例を経験したため, 症例報告をさせて頂きました。

本邦では日常診療において魚骨の誤飲はしばしば経験されますが、誤飲した魚骨の胆管内への迷入は稀です。胆管内異物は時に肝膿瘍や胆管炎、胆管結石の原因となり、有症状例においては感染制御や再発防止のため異物除去が望ましいとされています。バルーン内視鏡を用いた魚骨除去は低侵襲かつ除去成功率の高い有用な治療法と考えられます。

本論文が先生方の今後の診療の一助となりましたら幸いです。論文執筆に際して、ご指導を頂きました末永先生をはじめ胆膵班の先生方、高見教授に心より御礼申し上げます。

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https://doi.org/10.11280/gee.65.2290

(大学院生 津山高典)

論文掲載報告【筆頭著者 津山高典:日本消化器内視鏡学会雑誌 2023 年 65 巻 11 号 p. 2290-2296】