祝 医学博士号授与&医学系研究科奨励賞報告 ～伊藤駿介 先生～
　この度、「Fusobacterium nucleatumに対する深紫外線発光ダイオード光療法」という学位論文で医学博士号を取得させて頂ける運びとなりました。また医学系研究科奨励賞という栄誉も頂き、多くの方々に温かい御指導・御支援によってこれらが果たせたことを改めて深く感謝申し上げます。
本研究は、大腸癌の発生・進展に関与するとされているFusobacterium nucleatumに対して深紫外線発光ダイオードの殺菌作用を証明したものです。今後は、発熱がほとんどなく小型化が可能な深紫外線発光ダイオードの特性を生かし、Fusobacterium nucleatum除菌デバイスの開発につながることが期待されます。
　無事学位論文を仕上げることができたのは、最後まで温かくも熱心に御指導頂いた西川潤教授の御尽力のおかげであり、5年がかりとなり大変なご迷惑をお掛けしましたが、深く感謝致しております。また、共同執筆を快諾頂きました福田総一郎先生に深く感謝致しております。学位論文執筆にあたり、坂井田功名誉教授や高見太郎教授をはじめ多くの方に助言や温かいお言葉を頂き、これらを励みとしなんとか仕上げることができました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
　元々、あまり明確なビジョンなく、多くの方が入学するからといったあいまいな動機で始まった大学院生活でしたが、振り返ってみると医師として多くのことを学ぶことができたと確信しております。今後も大学院での経験を活かし、それに恥じないように研究や臨床に取り組んでいく所存です。今後も皆様の御指導・御鞭撻をお願いできれば幸甚です。

（伊藤駿介）