PubMed論掲載報告【J Gastroenterol誌:石川 剛先生 他、A combination of liver stiffness and international normalized ratio is an ideal prognostic predictor of portosystemic shunt occlusion in patients with portal hypertension.】

 坂井田功名誉教授時代から、高度門脈圧亢進症を伴う非代償性肝硬変の“Point of No Return”を探求すべく臨床研究を続けて参りました。
 2019年J Gastroenterol Hepatol誌(J Gastroenterol Hepatol. 2019;34:215-23.)に、BRTOのPrognostic Predictorとして「Liver stiffness<21.6kPa」を報告いたしましたが、その後の追試研究の結果「Liver stiffness<28.1kPaかつINR≥1.06」を見出し、
この度J Gastroenterol誌(J Gastroenterol. 2022 Dec 30. doi: 10.1007/s00535-022-01947-8.)から大変喜ばしいnewsを受けるに至りました。
 本研究成果は、有効性と安全性の両面からBRTOの適応拡大に繋がるものと確信しております。11/15 submission→12/22 accept→12/30 online publicationと、滑り込みで2022年内に仕上げることが出来てホッとしています。
 先日沖田極名誉教授から「IF>5であれば、許してやろう!」と相変わらず厳しくも温かいお言葉を頂戴しましたが、2023年も実臨床に還元できる“生きた”Clinical Studyを心掛けて精進いたします。

(石川 剛)

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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36583759/