PubMed論文掲載報告【Intern Med.:五嶋敦史他、Kaposi’s Sarcoma of the Stomach.】

 AIDS、ニューモシスチス肺炎の加療目的に紹介となった。消化管症状は特にない。

 胃体部に複数の境界明瞭な暗赤色調隆起を認め、NBI併用拡大内視鏡検査では、窩間部は開大し粗大な構造を呈していた。生検組織診断は、間質内にCD31、CD34陽性となる紡錘形細胞の増殖を認め、カポジ肉腫と診断した。

 HAARTとリポソーマルドキソルビシンの併用療法を4コース実施した。初診から9カ月後のEGDで胃内の隆起病巣が完全に消退したことを確認した。

 胃カポジ肉腫の典型的な内視鏡像と、その治療経過をInternal Medicine誌に掲載されました。

↓↓↓ 詳しくはPubMedリンク先をご参照ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37316267/

(五嶋敦史)

PubMed論文掲載報告 ~Intern Med.:筆頭著者 五嶋敦史~