PubMed論文掲載報告【Cancers誌(IF6.575):田邉規和 他、Early Prediction of Response Focused on Tumor Markers in Atezolizumab plus Bevacizumab Therapy for Hepatocellular Carcinoma】

 当院と関連病院で肝細胞癌に対してアテゾリズマブ・ベバシズマブ併用治療が施行された症例データを集積し、早期治療効果予測のために腫瘍マーカーに注目することが有用であることをCancers誌に報告しました。

 20ng/mLを基準に治療前AFPを2群に分類し、奏効と早期進行の早期予測因子について検討を行いました。その結果、高AFP群で3週目のAFP変化が、低AFP群で治療前DCPと腫瘍量が治療効果の有用な予測因子であることが示されました。

 本年4月に当科および関連病院の臨床研究スキームYamaguchi Clinical Research Group-Hepatology (YCR-H)が発足して最初の論文になります。日々の診療で大変お忙しい中、データ集積にご協力いただいた先生方、多方面でご尽力いただいた佐伯一成先生に心より感謝申し上げます。

↓↓↓ 詳しくはPubMedリンク先をご参照ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37296889/

(田邉規和)

PubMed論文掲載報告 ~Cancers誌(IF6.575):筆頭著者 田邉規和 助教~