【Intern Med誌:西村達朗先生 他、A Case of Drastic Improvement in Hepatitis B/C Virus-induced Decompensated Liver Cirrhosis Treated by Total Management Consisting of Interventional Radiology, Endoscopy, and Pharmacotherapy】

 門脈圧亢進症(食道胃静脈瘤、脾腫による血小板低下)を伴うHBV・HCVに起因する非代償性肝硬変に対してトータルマネジメントに成功した症例です。
 まず当科における臨床研究のエビデンスに基づき、PSE(部分的脾動脈塞栓術)、EISL(内視鏡的硬化療法結紮術併用療法)、BRTO(バルーン閉塞下逆行性経静脈塞栓術)の順番で施行することで、静脈瘤治療に加えて門脈血流や肝予備能を改善させました。
 そしてHCV排除治療(SOF/VEL)は、SOFが肝代謝であるためBRTO後に導入することでSVR12を達成しています(HBVはTAF内服で持続陰性化)。
 この度、石川剛先生に多大なるご指導を賜り、Intern Med誌へ報告、PubMedへ掲載されました。

↓↓↓ 詳しくはリンク先をご参照ください
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35342139/

(西村 達朗)

PubMed論文掲載報告~Intern Med誌:筆頭著者 西村達朗先生~