第43回日本肝臓学会西部会 〜肝臓学の医新〜

第43回日本肝臓学会西部会 〜肝臓学の医新〜

THE 43RD MEETING OF WESTERN BRANCH OF THE JAPAN SOCIETY OF HEPATOLOGY

会長挨拶

 この度、第43回日本肝臓学会西部会を2019年12月12日(木)~13日(金)の2日間にわたり、海峡メッセ下関および下関生涯学習プラザにて開催させていただくこととなりました。また、2日目午後には、2019年度日本肝臓学会後期教育講演会を海峡メッセ下関で開催いたします。

 当教室では2000年に第36回日本肝臓学会総会(沖田 極 会長)を主管させていただきましたが、今回、約20年ぶりの西部会会長という大役をいただき、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いです。関係の皆様に深謝申し上げます。

 皆様ご存知のようにB型・C型肝炎ウイルスは制御・排除が可能となりましたが、post SVRなどの新たな課題に加え、肝細胞癌、非代償性肝硬変症、門脈圧亢進症、NASH、ACLFなどといった克服すべき課題が多くあります。

 今回の開催地である山口県下関市は明治維新ゆかりの地で、昨年2018年に150年の節目を迎えたところです。そこで今回のテーマを「肝臓学の医新」といたしました。ぜひ、ここ下関で幕末の志士のように肝臓学について熱い議論を交わしていただきたいと思います。

 冬の下関は、フク(下関ではフグをフク(福)といいます)をはじめ味覚の宝庫です。本西部会では、肝臓学を志す若い先生や肝疾患コーディネーターなどのメディカルスタッフの皆様にも十分に参加してもらえるようなプログラムを企画しました。年末のお忙しい時期ではありますが皆様お誘いあわせのうえ、夜は忘年会もかねて、本州の最西端「下関」にご参集いただければ幸いです。

 最後になりますが、会員の皆様とともに実りある会、有意義なひとときになりますことを心より祈念いたしております。

第43回日本肝臓学会西部会
会長 坂井田 功
(山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授)


山口大学大学院医学系研究科
消化器内科学
坂井田 功